ズーノーシスとは?犬や猫から人間にうつる人獣共通感染症

ズーノーシスは犬や猫を飼うならしらないとまずいかも

回虫症とトキソカラ感染症について

犬・猫に寄生する回虫症とトキソカラ感染症 ペットの犬や猫に回虫が寄生することがあります。 犬にはイヌ回虫、猫にはネコ回虫がみられ、どちらもトキソカラ属に分類されています。イヌ・ネコ回虫が人に感染し、人の体内を移行することをトキソカラ感染症と…

犬や猫の口にいる菌が原因!パスツレラ症について

パスツレラ症の感染源、症状、予防について パスツレラ症はパスツレラ属菌の一種であるパスツレラ・ムルトシダという菌が原因で発症するズーノーシスです。 猫の口の中にほぼ100%、犬の口の中では約75%と高い保菌率で存在しています。 パスツレラ症の感染源 …

猫を飼ってる妊婦さんは注意!トキソプラズマ症について

妊娠中に気をつけたいトキソプラズマ症 妊娠中にトキソプラズマ症に感染すると流産の原因になったり、先天性トキソプラズマ症の赤ちゃんが生まれることがあります。 血液の中で増殖したトキソプラズマ原虫が胎盤を通じて赤ちゃんに移行することが原因です。 …

ジアルジア症は多くの動物が持つ寄生虫が人に感染するズーノーシス

ジアルジア症は多くの動物が感染しています。 ジアルジア症は、ランブル鞭毛虫という寄生虫が原因のズーノーシスです。 私たちの身近にいる犬やネコの他、ネズミ、シカ、ウシ、ブタなどの哺乳動物が感染しています。 ランブル鞭毛虫は、哺乳動物の腸に寄生し…

カメなど爬虫類から感染するサルモネラ症

サルモネラ症の感染源、症状、予防について サルモネラ症の原因であるサルモネラ菌は、食中毒の原因菌として知られています。 サルモネラ菌は主にカメなどの爬虫類が保菌していますが、犬や猫、両生類、ハトなどが保菌していることもあり、サルモネラ症は身…

鳥から人に感染するオウム病

オウム病は増加傾向にあるズーノーシス オウム病は、鳥類クラミジア感染症とも呼ばれるズーノーシスです。 オウム病という名がついていますが、オウム以外の鳥も感染源になります。 日本ではセキセイインコからの感染がよく知られていますが、カナリア、九官…

犬の95%が保菌している!?カプノサイトファーガ感染症とは

カプノサイトファーガ感染症 犬の口の中に住んでいる菌が原因で感染するズーノーシスです。 カプノサイトファーガ属の菌が発見されてからまだ30数年ほどしか経っていません。ですから、比較的新しいズーノーシスといえます。 カプノサイトファーガ感染症の感…

野生のきつねに注意!エキノコックス症は治療の難しいズーノーシス

エキノコックス症(包虫症・多包虫症) エキノコックス症(包虫症・多包虫症)は、エキノコックス条虫が人の体内に寄生・増殖するズーノーシスです。 エキノコックス症は、紀元前400年頃には知られていた病気でした。 日本では、昭和12年に北海道出身の人か…

Q熱という人獣共通感染症

Q熱とは? Q熱は保健所に届出義務があるズーノーシスです。 国立感染症研究所のデータによると、1999年12人、2000年23人、2001年には40人と毎年数十例ほどが報告されています。 Q熱は、世界各国で増加傾向にあるズーノーシスで、都市部での発生例が多く報…

狂犬病は日本では撲滅!でも世界は?

狂犬病の症状や予防法について 狂犬病は、家畜伝染病予防法、狂犬病予防法、感染症4類感染症に指定されているズーノーシスです。 日本では狂犬病の予防接種が広まり、1957年以降発生していません。しかし、1970年と2006年に海外でイヌに咬まれた日本人が、帰…

野生動物から感染するズーノーシスに気を付けましょう

ペット以外の動物からズーノーシスに感染しないために ペット以外の動物からズーノーシスに感染しないために注意したいことをまとめました。 野良犬や野良猫、人に慣れたタヌキやキツネ、池や沼にいるカメなど野生動物に触らないことが一番大切です。 海外旅…

猫ひっかき病について

猫にひっかかれると感染する猫ひっかき病の原因とは 猫ひっかき病は、バルトネラ・ヘンセレという細菌が原因で感染します。 ベルトネラ・ヘンセレの保菌率は約7%といわれ、全ての猫が感染しているわけではありません。 猫ひっかき病の感染源、症状、予防に…

ズーノーシスって知っていますか?

犬や猫をはじめとする動物から人にうつる病気のことをズーノーシスといいます。 ズーノーシスとは動物由来感染症、人獣共通感染症とも言われています。現在の日本では3人に1人がペットを飼っていると言われ、ズーノーシスは他人事ではなくなってきました。数…