野生動物から感染するズーノーシスに気を付けましょう
ペット以外の動物からズーノーシスに感染しないために
ペット以外の動物からズーノーシスに感染しないために注意したいことをまとめました。
野良犬や野良猫、人に慣れたタヌキやキツネ、池や沼にいるカメなど野生動物に触らないことが一番大切です。
海外旅行では、日本で発生したことが無いズーノーシスに感染する可能性があります。
旅行先でどのような感染症が流行しているか事前に調べましょう。
カやダニが媒介するズーノーシスについてもまとめましたので参考にしてください。
海外旅行では特に動物に注意!こわいズーノーシスが流行しているかも!?
日本では感染することがないズーノーシスでも、海外では流行していることがあります。海外旅行では特に生水に注意が必要です。
レプトスピラ症というズーノーシスは、梅毒と同じ仲間の細菌が原因で起こります。家畜やペットが保菌している可能性があり、保菌動物の尿と一緒に排出されます。
ブラジル、タイ、マレーシアなどの河川から感染することがあります。
レプトスピラ症の原因となる細菌は汚染された河川の水から、人の皮膚に進入して感染します。(健康で無傷の人の肌にも進入!!)
クリプトスポリジウム症というズーノーシスは、クリプトスポリジウムという原虫が原因で起こります。
子牛、子豚、イヌ、ネコ、ネズミなど、感染している動物の便と一緒に排出されます。クリプトスポリジウムは塩素に強く、水道水(飲用水)から見つかった事例があります。海外旅行では、ボトル飲料を持ち歩くと安心です。
アフリカ旅行で注意したいズーノーシス
エボラ出血熱(サルが原因と考えられている)
ラッサ熱(マストミスというネズミの仲間)
クリミアコンゴ出血熱(ヒツジなどの家畜、野生動物)
オーストラリア旅行で注意したいズーノーシス
ヘンドラウィルス感染(コウモリ、ウマ)
リッサウィルス感染(コウモリ、げっ歯類)
東南アジア旅行で注意したいズーノーシス
ニパウィルス感染(オオコウモリ、ブタ)
海外旅行では、野生動物には触らないように気をつけてください。
出発の前には正確な情報を集めることをお忘れなく。
参考webサイトURL