猫を飼ってる妊婦さんは注意!トキソプラズマ症について
妊娠中に気をつけたいトキソプラズマ症
妊娠中にトキソプラズマ症に感染すると流産の原因になったり、先天性トキソプラズマ症の赤ちゃんが生まれることがあります。
血液の中で増殖したトキソプラズマ原虫が胎盤を通じて赤ちゃんに移行することが原因です。
多くの人がトキソプラズマの抗体を持っており、妊娠する6ヶ月以上前の感染なら心配ないといわれているようです。
心配な場合は、妊娠を希望する前にブライダルチェックのひとつとしてトキソプラズマ抗体検査を受けておくと安心です。ちなみに男性には必要ない検査です。
トキソプラズマ症の感染源
ネコの糞や、トキソプラズマに感染した豚の肉を加熱不十分のまま食べることで感染します。
トキソプラズマ症の症状
健康な人は感染しても症状がでることがないまま経過します。
しかし、抵抗力が弱い高齢者や免疫不全の人がトキソプラズマ症に感染すると、肺炎や脳炎など重症化することがあり死亡するケースもあります。
トキソプラズマ症の予防
猫の糞を処理する時は必ずスコップを使いましょう。直接糞を触ってはいけません。
当然のことですが、猫の糞を口に入れてはいけません。
猫のおしりにキスをしてはいけません。
衛生面に気をつけることが一番の予防になります。
妊娠中はノラネコが立ち寄る庭でのガーデニング、公園での砂場遊びは控えましょう。
妊娠中に新しくネコを飼うことは控えましょう。
肉類(特に豚肉)は完全に加熱処理をしてから食べましょう。
トキソプラズマはマイナス20度でも生き残るので、肉類を冷凍保存した場合もよく加熱しましょう。