ジアルジア症は多くの動物が持つ寄生虫が人に感染するズーノーシス
ジアルジア症は多くの動物が感染しています。
ジアルジア症は、ランブル鞭毛虫という寄生虫が原因のズーノーシスです。
私たちの身近にいる犬やネコの他、ネズミ、シカ、ウシ、ブタなどの哺乳動物が感染しています。
ランブル鞭毛虫は、哺乳動物の腸に寄生し、便と一緒に排出されます。
ジアルジア症の感染源
ジアルジア症に感染している動物の糞が直接口に入ることで感染します。糞で汚染された水が口にはいることでも感染する場合があります。
アメリカ国立衛生研究所の調査によると、80匹の犬と16匹の猫の糞を調べたところ12%のイヌ・ネコからランブル鞭毛虫(ランブル嚢胞)が見つかったそうです。
そのうちの何匹かはブリーダーが育てている犬から見つかっているようです。
ペットショップのトリミングなどでイヌが集団感染することもあるそうです。
ジアルジア症の症状
ジアルジア症が発症すると下痢の症状が続きます。
慢性化すると栄養が吸収できず衰弱してしまうことがあります。
ジアルジア症の予防
犬から人へ感染する可能性は低いとされていますが、イヌと一緒に入浴しない、糞の処分はスコップを使うといった基本的なルールを守りましょう。
そして、不衛生な水場での水遊びはひかえましょう。